視力回復するには

近視とは

【近視】

 

近視とは、遠くを見た時に、網膜よりも手前で光の焦点が結ばれてしまいピントが合わず、ものがぼんやりと見えてしまう屈折異常のことをいいます。

 

小中学校から近視が始まることが多く、学校近視とも呼ばれています。日本では人口の6割以上が近視であるという調査もあるほど、現代では多いのが近視です。

 

近視にも2種類あって、角膜や水晶体による光の屈折率が高すぎることによって起こる「屈折性近視」と、眼球が通常よりも前後に長いため、網膜よりも前の方で焦点を結んでしまう「軸性近視」があり、この軸性近視は特に遺伝的要素が強いようです。

 

近視は病気ではありませんが、症状が進むことによって網膜が薄くなり、網膜剥離や近視性網膜絡膜萎縮、核性白内障と呼ばれる特殊な白内障への引き金になることがあるので、甘くみていいものではなく、定期的に検査してもらうことが必要です。

 

症状の現れ方としては、目を細めてテレビを見るようになった時には、近視が進行しているサインといえますが、実際には視力検査で視力の低下に気づくことが多いようです。学生時代に軽度の近視から始まり、成長するとともに中等度の近視に進行する場合が多く、20歳過ぎまでは進行していきます。

 

近視になる原因には、「遺伝因子」と「環境因子」があると考えられていますが、まだ定説というものはありません。

 

 

しかし、双子の比較をした時に、一卵性双生児の双子は二卵性双生児の双子に比べて屈折度が似ていることや、アメリカで小学生を対象にした追跡研究では、両親が近視の子供は、片方の親が近視である場合および両親共が近視でない場合と比較して、近視の頻度が明らかに高かったという結果があり、遺伝要素もやはり存在しているようです。

 

パソコン、ゲーム、携帯電話でのメールなど、近くを長く見る機会が増えて、「環境因子」による近視化も招きやすい環境が広がっているのも否定できません。

 

強い近視は「遺伝要因」の影響が大きく、軽い近視では「環境要因」の影響が大きいとも考えられています。

 

もちろん両方が関与している場合もあり、最近の学校保健統計調査では、小学生の4分の1、中学生の2分の1以上が、裸眼視力1.0未満という結果が出ています。裸眼視力0.3未満になったら、眼鏡が必要とされています。

 

近視を進行させないためには何より、目を疲れさせないことです。

 

肩こりなどと同じで、一定の姿勢でじっとしていると筋肉が固くなるように、近業作業などで長時間、目を使っていると、毛様体筋が緊張したままになり、それを繰り返すと、近視が進行しやすくなってしまいます。

 

勉強や読書も1時間くらい続けたら休憩を。テレビやパソコン、ゲームなどは30分したら休憩。遠くをみたり、目をとじて休めたりすることで、目の負担を少しでも和らげましょう。

 

最近では、20歳を過ぎてからでも近視の症状が現れる人も多く、現代の環境因子の影響の大きさを感じますが、網膜の病気が隠れていたりすることもあるので、視力が落ちてきたと感じたら必ず眼科を受診することをオススメします。